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【フランス旅行記・4】風車とゴルド

記事の更新もコメントへのお返事も滞っておりすみません。

ついでに最近涼しくなってきたのでデザインも変えてみました。

さて、アルルを後にして向かった先は、リュベロン地方。こちらは、ピーター・メイル氏の著書『南仏プロバンスの12ヶ月』(だったっけ)に出てきたところらしいです(その本読んでない・・・)。

が、その前にフォンヴィエイユ (Fontvieille) という街へ寄り道。

ここにはアルフォンス・ドーデの『風車小屋だより』の舞台になった風車があるのです。

と、私も、恥ずかしながら最初夫に聞かされたときは「?」( ゚ ゚)という感じだったのですが、ドーデは日本の教科書にも出てくる『最後の授業』の著者。

Moulin1

こちら、後から修復されて、観光客用に中が見られるようになっている風車。写真では隠れていますが、この風車の後ろ下のほうには、「ドーデ博物館」があり、世界各国語に翻訳された『風車小屋だより』が展示されていました。日本語のもあり。

Moulin_inside

←中はこんな感じ。

『風車小屋だより』は短編集なので、今回の訪問にあわせて私も少し読んでみました(夫が文庫本を持っていた!)。

作品の中では「小麦粉引き」用の風車として出てくるので、それらの道具が展示されていました。しかし、作品には風車小屋に住んでいる親方が登場するんですが、さすがに住めないと思う…(^^;;

Moulin2

そして、こちらが、実際にドーデが作品を執筆した時のモデルとなった風車の廃墟。もう今は屋根もないし、跡形もありませんが、ほとんどの観光客が、上の修復された風車小屋と博物館だけ見て帰ってしまうのか、人気も少なく、ひっそりとたたずんでいる様子がなんともいえず印象的でした。

Moulin_chateau←ドーデが実際に滞在したのは、親戚(と、現地の案内にはあったと思うんですが、手元のガイドブックには友人、とある・・・記憶違い?汗)が所有するシャトー・モントーバン (Chateau de Montauban)。こちらも中がちょっとした博物館のようになっていて、アルルの民族衣装などが飾ってありました。

ドーデは、新婚旅行でこのフォンヴィエイユを訪れ、そのまましばらく滞在したようです。

Moulin3風車から、このシャトー・モントーバンに通じる小道が、とにかくさわやかで、日本で言えば軽井沢?とか長野?みたいな感じでした。

この短編集を読んだことがなくても、純粋に場所としてのどかで、とてもいいところでした。


さて、フォンヴィエイユを出発して、一路リュベロン地方へ車を走らせます。が、もう一箇所寄り道(今回の旅行、寄り道多いな…)。

Melonリュベロン地方の西の端に位置するカヴァイヨン (Cavaillon) という街。ここは「メロン」が有名なんだそうで、夫がどうしても買いたい、というのでお昼ご飯を兼ねて立ち寄ることに。

メロンといっても安いんです!1kgが1ユーロくらいで、中は夕張メロンのようなオレンジ色。甘くておいしかったですよ~~。

本当は街の八百屋さんみたいなところの店頭に並んでいるメロンの写真を撮りたかったのですが、他の事に気をとられていて撮り忘れました・・・orz

さて、いよいよリュベロン地方の村ですが、今回はゴルド (Gordes) という村に泊ることにしました。

ゴルドは、リュベロン地方に多い人気の別荘地の中でも特に有名な観光地らしく、小さな村なのですがかなりの人出がありました。

実は今回の旅行、このリュベロン地方の村のどこかに1泊する、というのも大きな目的の一つでした。

ゴルドは丘の頂上の古城を中心に、石造りの家が階段状に折り重なっている村。リュベロン地方の村はほとんどそうらしいのですが、ここゴルドが一番その景観が見事に見られるそうです。

ゴルドの村から見下ろしたリュベロン地方。

Gordes1

Gordes3

これらの景色もすばらしいのですが、この村を、村に着く前に遠くから見るとこうなのです↓

Gordes2

「村の中に入ってしまう前が一番の見所」と言われるのもわかる、すばらしい景観でした。

さて、ここゴルドでは「Les Bories」というホテルに宿泊。実は、出発前、車もホテルもすべて日本で手配していったのですが、ここリュベロン地方の宿だけどうしても予約が取れず、未定のまま出発の日を向かえ・・・ゴルドは、人気の観光地だけに、良さそうなところはどこも空きがなく、パリのホテルでインターネットから検索してなんとか見つけたホテルがここでした(ゴルド以外の村でももちろん良かったんですが、ゴルドほど規模が大きくなく、ホテルの数も少ない)。

というと、残りもの、みたいですが、実はここ、ちょっとした高級リゾートだったんです(^^;;

というか、手ごろな値段のところはもうどこも満室だったんですね。それで、1泊だけだし、まいっか、ということでちょっと大胆なことをしてしまいました(といっても、都内のちょっと高いホテルくらいの値段ですが)。

Les_bories

Les_bories_jardin

Les_bories_room

ホテル名の「ボリー (Bories) 」とは、この地方の各所に見られる、平たい石を円錐形に積み上げただけの石造りの小屋のことで、その多くが納屋や家畜小屋として使われていたそう。さすがにホテルの作りは石を積み上げただけ、ではありませんでしたが、外観はそんな小屋をイメージしたような雰囲気でした。

日本風にいえばいわゆる「離れ」式になっていて、庭などもとてものんびりした空間。

そして、夕食。このホテルは、ゴルドの村の中心からはちょっと離れていたので、ホテルのレストランで食べることにしたのですが、これがすごかった!ミシュランの星はついてないみたいなんですが、女性用メニューは値段なしメニューだし(笑)、ワインリストもそれだけで30ページくらいある革張りの分厚いもの!ボルドーの有名シャトーのグランヴァンから、リュベロン地方の地元ワインまで各種取り揃え。そして(私は食べられませんが)食後のチーズのセレクションの豊富さ。もちろん、お料理もとっても美味でした(アレルギー対応もちゃんとやってくれました)。リュベロン地方の赤ワインを頼んでみましたが、これもおいしかったです。

ここで食べるまで、フランス料理について「おいしいけど、特にびっくりするほどではない(日本でも同じレベルのものはある)」と言っていた夫も、ここを経験して「これがフランスの食文化かー」と感心することしきり。

高級レストランの雰囲気だったので、ちょっと写真が撮りづらくて(^^;;、ないのですが、ご興味のある方は、上記文中リンク先(ホテルのHP・仏語or英語)からレストランのページ(「Wining&Dining」→「Restaurant」)をクリックしてみてください。料理だけでなく内装もサービスもすばらしかったです~!

というわけでプロバンス地方堪能したあと、翌日はコートダジュールへと向かいます。

続く。

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コメント

すごい、素敵~♪
ブログのどこを読んでも、どの写真を見ても、ため息が…。
景観もすばらしいし、ホテルもすごい良い雰囲気ですね~!
あああ、行ってみたいです~。
そして長期滞在してみたい。。。。
続きも、楽しみにしてます!! 

投稿: Sammy | 2006年9月30日 (土) 16:25

こんばんは♪
もう本当に溜息出る位に素敵なお写真ですね!
私も行きたいな~
ホテルのお部屋も素敵!フレンチ久々食べたくなってきちゃいました!!最近おいしいモノ食べてない気がするので・・苦笑。

ブログ新しくしました♪
URLはコチラです♪
http://blog.livedoor.jp/ngsw11/

投稿: fumi | 2006年10月 1日 (日) 19:56

Sammyさん

こんばんは!
今頃はもう異国の地でしょうか。。。
はい、私も長期滞在したかったです。。。笑
というか、そもそもあのあたりの「プロバンスの村」は、
お金持ちやアーティストなどの別荘地として人気らしいんです。
観光を目的にすると飽きてしまうかも、というくらいの狭い村ですが、
避寒地としてのんびり、というのは憧れますね~~

fumiさん

お部屋もシンプルな感じでよかったですよ~~。
もちろんお料理も。
日本によくある「カジュアルフレンチ」とはまた違った楽しさでした。
実はここではちょっと飲みすぎて大変だったんですけど(^^;;

新しいブログ、リンク張らせて頂きますね♪
後で遊びに行きま~す。

投稿: Ruby | 2006年10月 2日 (月) 22:01

ゴルド・・・すばらしい景観ですね!
私はフランスのことまったく、と言ってもいいほど知らないし、
正直興味がそれほどあったわけでもないのですが、
Rubyさんの旅行記を読んでいたらぜひ行ってみたくなりました~!
ホテルのHPも拝見しましたが、すごく雰囲気のいい高級なホテルみたいですね~(^^)
あぁ~ほんと素敵だわっ!

投稿: noriko | 2006年10月 5日 (木) 13:47

norikoさん

ゴルドを初めとしたリュベロン地方は、金持ちの避寒地として人気らしく、その中でもゴルドは特に人気みたいです。
なので、こんなスパ付きのホテルがあるんですねー。
フランス、といっても、パリとか北のほうと南仏では全然雰囲気が違いますね。
まさにリゾート、って感じですよ~。

投稿: Ruby | 2006年10月 7日 (土) 23:56

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