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『ジョゼと虎と魚たち』

Jozetotoratosakanatachi

『ジョゼと虎と魚たち』
田辺聖子 著
角川文庫

小川洋子さんの「本屋大賞のご褒美で買った本」の中で紹介されていたので、読んでみました。田辺聖子作品は初めてです。短編集。

どの作品にも、どこか陰のある、もしくは一筋縄ではいかない過去や現在を持つ女性が登場しますが、不思議と暗さやミジメさはなく、大人の女性が、悩みや問題をかかえつつも、でもそれを否定するでもなく開き直るでもなく、淡々と、そしてしなやかに生きていく様が描かれています。まるで、長い小説の一場面を切り取ったような、唐突な終わり方、オチらしいオチはありません。これがまた、読者に不思議な余韻を与えています。

どの短編もいいです。一気に読んでしまいました。

関西弁の小説も楽しいですね。会話が生き生きしている、という感想をインターネット上でみましたが、ほんとにそうです。表題作『ジョゼと虎と魚たち』は映画化もされているんですね。知りませんでした。田辺聖子作品、もう少し読もうかなという気になりました。

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コメント

田辺聖子作品て、いくつか読んだけど、印象的なのが食べ物の描写なのよ!居酒屋で焼いた魚(何か忘れたけど)にカボスをじゅっとかける・・て感じの文があって、マジで日本の居酒屋が恋しくなった。
食い意地張りすぎ?私・・

投稿: em(eshiraishi) | 2006年3月18日 (土) 09:02

emさん

そうそう!小説に出てくる食べ物の描写は、私もかなり印象に残ってる。
焼き魚にかぼす・・・かぼすって関東地方ではあまり見かけない&見かけてもバカ高いけど、大分じゃバカ安で売ってる。
うちも秋~冬にかけてはかぼす多用。
帰国したら食べにおいで~。
(話が田辺聖子から脱線してる・・・笑)

投稿: Ruby (emさん) | 2006年3月19日 (日) 02:11

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